不動産業者の案内で実際に物件を内見します。また、この段階もしくはその前の時点で不動産業者はあなたの年収や職業、その他必要な事項をお伺いして資金計画のチェックなど行ないます。
購入希望の物件が決まったら購入申込書に必要事項を記入します。書式はそれぞれの不動産業者によって異なり、法的な拘束力はありません。購入者様の購入意思を明確にするためのものです。また、価格交渉や特約条件などの希望事項があれば、この書面に明記するようにします。
媒介業者はこの書類をもとに、売主または売主から売却の依頼を受けている不動産業者)との間で、売買条件の交渉や契約の段取りなどを行ないます。
購入物件の詳細な事が書いてある重要事項説明書の説明を契約前に受ける。実際は契約直前に行われる事が多いです。このような場合でも早めに不動産業者に言って書類をもらい内容をチェックするようにしましょう。
説明された物件の内容や契約条件に納得したら、売買契約書に署名捺印をし、売主に対して手付金を支払います。(仲介業者への手数料の半金を渡すことが多いです。引渡し時全額の場合もあります。)この時点で売買契約が成立します。印紙代もかかります。
売買契約の前にあらかじめ、事前審査をする事が多いです。売買契約後の住宅ローン申込みで正式に金融機関による審査が始まります。たいていの売買契約では、住宅ローンが指定期日までに承認されなかった場合に契約を解除することができる旨の特約条項が盛り込まれています。
売買代金の残り(売買金額から手付金や中間金を差し引いた金額)を支払いますが、住宅ローンを利用する場合にはその前に金融機関との間で金銭消費貸借契約を締結します。
残金決済と同時に、司法書士に対して所有権移転登記申請の手続き、売主との間で諸費用(固定資産税・都市計画税・管理費・修繕積立金など)の清算、不動産業者へ仲介手数料の支払いなどをして、物件が引き渡されます。
物件により上記流れは変わってくることもありますが、そのつど不動産業者から説明があります。